【精神病棟で起きたおぞましすぎる事件】ツツガムシ人体実験事件

ツツガムシ人体実験事件

1955年に新潟精神病院で発覚した、ツツガムシ人体実験事件は、当時致死率の高い感染症として知られていた【ツツガムシ病】の病原体を精神病患者に投与して人体実験を行った事件で、この事件での被験者の数は149名にまで及び、一部の患者は皮膚を剥ぎ取られるなどの被害を受け、最終的には8名の患者が死に至りました。
また、このツツガムシ病の病原体投与を指示した人物は、精神科を専門とする医師ではなく、新潟大学で内科医として務めていた、桂重鴻(かつらしげひろ)教授でした。
桂教授は、当時ツツガムシ病と同様に重病扱いされていた【梅毒】に対する治療の一環として【発熱を促すために、ツツガムシ病の病原体を投与した】と述べていたのですが、実際には被験者の中に梅毒患者はおらず、いずれの実験においても精神病患者のみを対象に人体実験行っていたのことです。
そのうえ、ツツガムシ病の病原体によって発熱症状を引き起こした患者に対し、日本では【ヒト】に対する使用許可のおりていない【獣医学専用の薬】も投与されており、すべての人体実験は隔離された部屋の中で行われていたため、外部に漏れることなく実行されていたそうです。
そしてこの事件は、院内で働く看護師たちが起こしたストライキによって公に暴露されることとなるのですが、桂教授は【医学を発展させるための人体実験】との主張を続け、死亡事故が起きているにも関わらず、なぜか厳重注意のみで終わっています。
またその一方で、桂教授が人体実験のデータをアメリカに譲渡していたとの疑惑も挙がっていることから、一連の人体実験には当時のアメリカ軍の関与があったのではないかといった噂もあるようです。


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